インターンや就職活動をしていると、新しい言葉に出会うことがあります。例えば「ガクチカ」。ガクチカってなんだと思いますか? 学生時代に力を入れたこと=ガクチカなのですが、どこを略してるんだろう?と思いますよね。仮にガクチカは知っていたとしても、では「ゲネ」はわかりますか?ゲネとはリハーサルのことで、転じて「インターン経験の有無」を指します。
そう言われても戸惑うばかりですよね。もはやついていけない就活フレーズ。今回は就活のわからない単語について調べました。これを機にしっかり学んでいただければと思います。
わからないことだらけの就活フレーズ
今回、ログシップではアンケートを実施。就活時代にわからなかったフレーズを質問しました。アンケートによると、一番わからなかったフレーズは「ガクチカ」。冒頭に出てきた「学生時代、力を入れたこと」です。
では、2位以下はなんでしょうか?ランキングで発表します。
【就活でわからなかった単語・フレーズ】ランキング
第一位 ガクチカ (学生時代、力を入れたこと)
第二位 NNT (ノン内定=内定がない)
第三位 SPI (適性検査)
第四位 貴社と御社の違い (どちらも相手の会社を指す。貴社は文語、御社は口語)
第五位 週休二日制と完全週休二日制 (完全がないと隔週土曜日出社などがあるケースも)
第六位 コンプライアンス (企業が規制等を理解すること)
第七位 キチョハナカンシャ (貴重なお話を聞かせていただき感謝)
第八位 グループディスカッション/グループワー (チームで話しあったりワークを進めたりする)
第九位 逆質問 (主に面接でこちらから質問を返すこと)
第十位 リスケ (リスケジュール。計画を延期・変更すること)
※()内は単語の意味
このような形になりました。
うっすら感覚的にわかるフレーズもあれば、解説を読むまで全くわからなかったフレーズもあったのではないでしょうか。ただ、どれも重要な就活上の意味を持つため、少なくとも間違って使わないようにはしておきたいですね。
以下、主に気をつけていただきたいフレーズを順不同でお届けします。
NNTはビジネスでは使わない
NNTは企業側で使うことはほぼないと考えられますが、学生同士、インターンや就活生同士、そしてSNSなどで使和れるケースが散見されます。正式な単語と言いますかビジネス用語ではないので仕事のシーンでは使わないのが無難です。
貴社と御社(そして弊社)の違い
次に、間違うべきではない重要なフレーズとして、貴社・御社・そして弊社があります。どのように使い分けたらいいのでしょうか?
貴社(きしゃ)・・・相手の会社のこと。自社には使わない。文書(エントリーシートや履歴書など)では、貴社を使う
御社(おんしゃ)・・・相手の会社のこと。自社には使わない。口頭での面接の際や商談などでは、御社を使う
弊社(へいしゃ)・・・自分の所属する会社のこと。就職してからは自分の所属先は弊社になる
このように、口語/文語、相手先/自社の違いによって、貴社・御社・弊社を使い分けましょう。こちらはビジネスシーンでもよく使われる日本語ですのでしっかり使い分けなければいけません。
特に、弊社と御社を逆に言ってしまうと、話が混乱してしまいますので注意が必要です。
週休二日制と完全週休二日制
そしてよく確認したいのがこの週休二日制というフレーズです。
求人票などに使われるこの単語は、一見すると週に2日の休みが確約されているため問題ないように思えます。
しかし、週休二日制と完全週休二日制では大きな違いが存在します。
労働基準法35条1項では、
完全週休二日制・・・毎週必ず2日間、休みをもらえる
週休二日制・・・月に1度以上、週2の休みがあれば良い(休みは週1でも法律的にOK)
このような違いがあります。週休2日制と言っても週1休みでも法律的に問題ないのです。
参照【労働基準法】
例えば祝日が休みな代わりに土曜日に出社がある場合も。これは疲労の回復に大きく関わりますので、しっかり吟味してください。もちろん「早く仕事を覚えて成長したい!」というのであれば問題ないのですが、「週に5日は働いて、週に2日は休みたい。祝日があればその日もお休みは欲しい」と思うのであれば、完全週休二日制の会社を選択しましょう。
正式なビジネス用語ではないフレーズは注意
また、NNTを代表として、正式なビジネス用語ではないものがあります。就活スラングとでもいうのでしょうか。学生同士なら伝わるので知っておいても悪くはないけれど、ビジネスシーンで使うのはちょっと・・・という単語です。
⚫︎ビジネス用語ではないフレーズ
ガクチカ、NNT、ゲネ、お祈りメール、学歴フィルター、圧迫面接
⚫︎ビジネスシーンで使っても問題ないフレーズ
リスケ、日の丸親方、コンプライアンス、SPI、グループワーク、グループディスカッション、自己肯定感/自己効力感、インターン、エントリーシート、逆質問
気をつけたい「なるほど」の使用
そしてビジネスシーンで特に気をつけたいのが「なるほど」の使用です。なるほど、使いますよね。特に相手の話に納得したり、相槌感覚で使ったりするのではないでしょうか。
そうでありながら、「なるほど」は目上の人に対して使うと失礼だとされているのがビジネスの世界なのです。ちょっと納得いかないというかなるほどは使ってしまいがちなのですが、嫌がる人は確実にいますので気をつけましょう。
まとめ
就活フレーズは移り変わるというよりは代々受け継がれてだんだん省略化・簡略化されてゆき、ガクチカやNNTのようなフレーズが生まれたのものだと思われます。
インターンや就活は基本的に情報戦の側面を持ちます。よって、積極的に周りとコミュニケーションをとり、わからないことはすぐに調べ、人に聞いたり考えたり辞書を引いたりして曖昧なまま使わない、という姿勢を持つのが大切です。
そして、就活が情報戦である以上は、あなたもこれらのフレーズを積極的に使うシーンが多くなると思います。きちんと情報を調べ、情報源を押さえて、使うのであれば正しく使いましょう。
また就活を終えたら次の年次が来たら次の人たちの先輩となり、もしかしたらリクルーターにもなるかもしれません。その時に学生の間で飛び交う単語をしっかりキャッチして情報を得ていくためにも、聞きなれないフレーズは把握しておきましょう。
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