就活の自己紹介を1分で!印象深く、尚且つ好印象を与えるストーリー作りとは?

就活ノウハウ

就活では自己紹介する機会がたびたびあります。

面接やグループディスカッションといった集団の場で、ほどほどに目立って好印象を与えるにはどのような自己紹介が必要でしょうか。今回は、就活で使える1分程度の自己紹介をうまく作るコツや、好印象を与えるストーリー作りのコツについてお届けします。

そもそも就活の自己紹介はどこをみられる?

実は簡単な1分の自己紹介からでもいろいろなことがわかってしまいます。端的に伝えるためにも、以下はみられていると思いましょう。

① 大学、学部、学科、氏名などの属性情報

② 大学での専攻

③ サークル活動、学外活動での役割と学び

④ アルバイトでの貢献

⑤ 趣味嗜好、特技や強み

⑥ 性格面

⑦ コミュニケーションが問題なく取れそうか

といっても①⑦以外は全てを盛り込むと時間オーバーしてしまいます。1分はテキストにすると300文字程度なので、1分を基準に30秒バージョン、2分バージョンなどを練習しておくといいでしょう。

・1分自己紹介の例

では、1分の自己紹介はどのようなものなのか、いくつか例を挙げてみます。コピペはダメですが、ぜひアレンジして使ってみてください。

幼い頃からやりたいことが明確だった場合

「初めまして、⚫︎⚫︎大学▲▲学部▪️▪️学科の⚪︎⚪︎と申します。

私は子供の頃よりテレビが好きで、特に番組と番組の間にある広告を見るのがなぜか好きでした。好きが高じて大学では広告を学び、宣伝効果だけでなくその社会的な影響を学んで参りました。

またドイツや北欧への旅を通じ、過剰な広告への批判的な側面にも触れたつもりです。大学では広告のみならず、様々な社会的営みへの多角的な視野が身についたのではないかと思っております。

環境企業である御社のESG投資などの面に惹かれ、この場をお借りできますことを光栄に思います。よろしくお願いいたします。」

大学で進路がわかってきた場合

「⚫︎⚫︎大学 ▲▲学部 ▪️▪️学科の⚪︎⚪︎です。本日はご指導よろしくお願いいたします。

大学では日本文学を専攻しています。文学部は縮小傾向ですが、どうしても万葉集の研究がしたく、受験が終わったあとも勉強を続け、専門課程でも専攻しました。

学業以外では映画サークルに入っており、副部長をしています。映画館もまた、今の世の中ではビデオオンデマンドの勢いに押されて縮小傾向ですが、愛好家として末長く映画と付き合っていきたいと思っています。

マイノリティというほどではないのですが、こうした斜陽と呼ばれがちな分野に光をあてて、その魅力を再発掘する仕事に惹かれている気づきをえて、就活ではブランディングを支援する企業を中心にしたいと思っています。御社が以前取り組まれました××キャンペーンのブランディングにも、同じ価値観を感じ、大いに惹かれました。本日はご指導よろしくお願いいたします!」

このように、就活では聞き手から見た説得感も大切になってきます。自分が生まれ持った性格や幼い頃の印象深い体験と、大学での学部選びと、就活でのターゲット企業の選定が合理的に結びついていたらとても好印象を与えられるのではないでしょうか。

印象深い自己紹介のヒント

人は1分で伝わるストーリーに強い印象を受けたり、また短いストーリーは他者に話したくなるという特徴を持ちます。例えば、上記の自己紹介の例でいけば、以下のような関連性になります。

「幼い頃からテレビの広告が好きだった」→「大学で多角的な視野」→「ESG投資との関連(環境配慮広告)」

「日本文学や映画館は愛好家が縮小傾向」→「魅力に光を当てて再発見する」→「企業のあるキャンペーンに同じ価値観を感じた」

ここで注意点として、あまり複雑なストーリーだと伝わりづらくなります。あくまで1分程度の短いストーリーで伝えるように心がけましょう。

また、あなたの学部や名前などの属性情報だけでなく、きちんとストーリーにして伝えることも重要です。なぜストーリーが大事かというと、伝わっていくからです。例えば、映画の都ハリウッドでは、脚本を書く前に簡単なプロットを1分で考え、道ゆく人にヒアリングするそうです。

「宇宙旅行中に燃料がなくなり、無重力に取り残された父親が奮闘して帰還する話です。」

「女性が仕事を禁じられていた時代に、NASAの巨大プロジェクトを成功させた3人の女性の、歴史に描かれていない話です。」

など、伝わるか、そして人に伝えたくなるか、を1分ストーリーとして通行人に伝え、興味を引いているようなら改めて脚本に起こす、という作業をハリウッドではするそうです。

つまり、1分で伝えられて、伝わるだけでなく他者に推薦されるかは、このストーリーテリングの力にかかっています。人に伝えていく力はとても重要なスキルですので、ぜひ就活を通じて身につけていただければと思います。

1分自己紹介の工夫した点

今回、ログシップでは1分自己紹介の工夫した点についてアンケートを実施しました。

●就活の自己紹介を1分で行う秘訣は、ワードを活用して300文字程度で1分間で自己紹介ができるように準備をしておくことです。自分で作成した自己紹介を就職アドバイザーにチェックしてもらって修正していくようにします。事前に準備しておくことが重要です。(人材派遣)
●自分がなにをいいたいのか、1番に何を伝えたいのかまとめます。できなかったら枝線で広げていきます。そこに会社が求める人物像とくっつけて話します。明らかに伝えるとあれなのでちょっとした身近な出来事と加えるといいです(歯科助手)
●簡潔に説明するのは大前提で、1分間で面接官の記憶に残らなくてはならない。ありきたりな自己紹介では記憶に残らないと思い、私はあえて人と違った趣味と特技を紹介した。趣味をプロレス観戦、特技を水切りと紹介して、それについての会話のラリーをすることができた。(自動車小売)
●自分のアピールポイントを事前に考え、何度も繰り返し、すぐに発言できるよう練習をしておく。今までに自信を持って取り組んできたこと、その内容を、大きくはっきりと伝えることを意識すれば、問題なくできると思う。(医療)
●自己紹介で本当に相手に伝えたいポイントを、絞っておいて、概要を伝える。また聞き手をイメージして、聞き方や捉え方を客観視する。一文を一項目にして、端的に明瞭に短くして、分かりやすい文章を心がける事が大事(銀行)
●就活の自己紹介を1分で行う秘訣は、結論から話をすることです。また、抽象的なお話にならないようにして、話に具体性を持たせるように心がけて伝えるようにしました。また、自社で活躍できる人材かわかるように伝えることです。(製造業)

まとめ

ユーモアもいれられるとゆとりがでます。これをアイスブレイクと言います。アドリブっぽく関係ない情報を盛り込んでユーモアと親近感を演出する手法です。プレゼンテーションでもアイスブレイクは使うことが多いので、慣れてきたら使ってみてください。

しっかり自己分析して、プロット(台本)を練り、くり返し練習して本番に挑めば、緊張はするかもしれませんが慣れてきて自分の自己紹介を客観的に見られるようになります。自分がどのような人間かわかるだけでなく、まわりからどう見られているか、また社会にどのような居場所がありそうか見定めるよい機会になってくれることでしょう。

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