就活のエントリーシートで工夫すべきポイントとは?

就活ノウハウ

就活に欠かせないエントリーシートという書類があります。

ESと呼ばれる書類で、採用選考の初期段階で使われる書類です。

自己分析と企業分析をしっかり行い、選考の初期段階で応募書類として使われます。また、面接時に資料として使われることも。

エントリーシートは他の候補者と差をつける部分が明確です。住所氏名などの属性情報は差をつけようがないので、どちらかというと能力や個性、モチベーションの源泉が垣間見えるか、そしてなぜその企業でなくてはならないのかなどがチェックされます。

ではエントリーシートはどのように工夫して書けばいいのでしょうか。今回はエントリーシートで工夫すべきポイントについてお届けします。

エントリーシートでどんな工夫をした?

ログシップでは就活を乗り越えて内定を勝ち取った人を対象に、エントリーシートで工夫した点を確認すべくアンケートを実施しました。

先輩方はエントリーシートを書くにあたり、どのような工夫をしたのでしょうか。工夫した点を聞いてみました。

●企業側がチャレンジ精神を持った学生を見極めたいという意図や、課題解決力を持った人材かどうかを判断したいという背景に沿ったものができるように作成したこと。「結論・背景・困難・工夫・学び」の順番で、結果や実績よりも課題への取り組み方を重点的に書くことを重視しました(IT業界)

●試験官が質問しやすいように内容に余白を残すことを心がけました。全ての内容を書いてしまうと、面接で話すことがなくなってしまうので、1番大切な核心部分はあえて書かない。また、自分がこの会社でどう貢献できるかという点をまとめておきました。(アパレルバイヤー)

●エピソードを書く際に、一つのストーリーのように起承転結は強く意識しましたし、それを読んでいる相手側の方がリアリティを感じるように工夫しました。また、ある程度長文になってしまうエピソードなどの記載以外は、なるべく短くまとめて書くようにしました。(建設設計)
●あまり過剰に書かない事です。資格として大したことがないものも、なんでも書き加えろという風習がありますが、前職の採用担当との話では、余計なことが多すぎて大事な部分が見えなくなるほど書き込まれたエントリーシートは、忙しい時は見捨てられがちだという内部話を耳にしたからです。(航空業界)
●現役・新卒の人よりも数年遅れての就職活動であったため、一般の学生では経験できないことをしてきたのでグローバルな視野を養ってきた旨をアピールポイントとしました。おかげで国際部門での内定を勝ち取り、今でも海外拠点とのやり取りをしています。(アパレル)
このように、みなさん自分なりに対策を練っておられることがわかります。

エントリーシートで見られがちな4つのポイントとは?

では、エントリーシートで企業が見ている、要注意なポイントを確認していきましょう。主に4つあります。

① 他の人と比較した場合の強みや能力

② 個性はどのようなものか

③ モチベーションの源泉

④ その企業である必然性

① 他の人と比較した場合の強み・あなたの能力

まず見られているのは強みです。飛び抜けて難しい資格に合格しているなどであればかなり強みですが、難関資格じゃないと能力と認められないなんて思う必要はありません。他人から「どうしてこんなことができてしまうの?」と聞かれるような、簡単にできてしまうことが強みです。

【強みの例】

・ものごとにコツコツ取り組める

・繊細さはないが引っ張っていくパワーがある

・人の気持ちが手に取るようにわかる

・どんな人でもいいところに注目できる

・一歩引いて物事を見てみるが、近寄ると愛情深い

・穏やかで周りに凪のような癒しを与えられる

こうした強みは目に見えないので誤魔化しが効くように思えますが企業側もいろいろな人を見てきていますので、誠実に伝えるのが一番です。「こんな強みがあったらいいな」ではなく、「これが強みです」と自他ともに認められる強みを持ちましょう。

② あなたの個性とはどのようなものか

性格は意外と見られています。独自の性格理論を持ち合わせている企業もあり、個性が合う/会わないで落とされることもありますが、相性の問題なのであまり気にする必要はありません。むしろ、雑だけど前に進めるパワーがあると性格試験等で出ているのに、自己アピールが几帳面な性格を推したりすると、自己認識力が低いと判断されてしまいます。

大切なのは自分が抱いている自分のイメージと、他者が抱くあなたへのイメージをできる限り一致させる状態にまで自己分析を掘り下げることです。例えば他人から快活だと思われているのに自分では暗いと思い込むなどの捻れた状態を避け、自己イメージ=他者からのイメージの状態に近づくよう他人から見た自分を気にかけてみましょう。

③ 働くモチベーションの源泉が見えるか

仕事をする動機付けをモチベーションと呼びますが、仕事へのモチベーションが高いか、困難に逃げず、何事も前向きに取り組めるか、仕事を頑張りたいと思う源泉はどこなのか、見られているといえます。

仕事へのモチベーションは様々だと思いますが、キャリアを通じて実現したいことを目標に持ち、現在との差分を見て何に今取り組めばいいのか考えてみるのはいかがでしょうか。

④ その企業である必然性があればベター

エントリーシートをお送りする企業と、あなたとの何らかのストーリー性があればベターです。つまり、企業の広報や発信活動と、あなた自身がこれまで送ってきた人生になんらかの結びつきがあると、よりその企業に入り安くなると言いますか、先方も受け入れやすくなります。

例えば、以下のような必然性です

⚫︎ティッシュなどを扱う紙製品メーカーと、自分が幼い頃にティッシュ箱に絵を書いていた

⚫︎車メーカーと、自身の親との思い出の車がリンクする

⚫︎ずっと心に残っている思い出と営業マンにあこがれて営業の仕事がしたい

などです。もちろん世の中にはいろいろな仕事があり、生活用品のメーカーやインフラ系の仕事だけではないので、日常生活には登場しない会社も山のようにあります。大切なのは必然性の部分です。

人が聞いて嘘っぽくなく、真実性と必然性がありそうなストーリーをわざとらしくない範囲で考えてみましょう。どうしても入りたい企業のなぜ入りたいかのなぜの部分が明確になるといい、ということです。

まとめ

エントリーシートをまとめるコツやみられているポイントが理解できたのではないかと思います。自分を分析し、しっかり言葉にするプロセスが必要です。この言語化のスキルは就活の期間中に鍛えておくといいスキルの一つです。自分の言いたいことや自分自身が何をどのように感じているか、丁寧に言葉に紡げたら、より他者との距離も縮まって仕事もうまくいくはずです。

エントリーシートは言語化の訓練のつもりで取り組んでみましょう。自分自身とこれからやりたいことを言葉にまとめ、丁寧に紡いでみると、見えなかったものが見えてきますし、就活もうまくいくはずです。

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