せっかく入った会社を早期退職!退職代行を使うとキャリアはどうなる…?

コラム

大変な就活を乗り越えてやっと入った会社。自分を見つめ直して書類に落とし、面接をクリアして入社の準備をし、志を持って入った職場を早期退職したり、退職代行を利用して他者に退職の手続きをしてもらったりして辞める人がいます。もちろん私たちには等しく職業選択の自由がありますから、どの仕事に就くのも自由ですし、会社を辞めるのも自由です。しかし、早期で退職してしまってはキャリア的にもったいないですし、自分の中でも心残りになってしまうのではないでしょうか。

今回は、せっかく就活して入った会社を早期に辞めてしまわないために、早期退職の理由や退職代行を使うほど自分を追い詰めてしまった理由をアンケートとして取りました。前向きにとらえて、未来を自分で切り開いていくためにも、事前に相性の良い会社を見つける方法を学びましょう。

退職代行ってみんな使ってるの?

退職代行というサービスが世間を賑わせています。

※ 参考:新入社員の”退職代行”に依頼相次ぐ その背景は?(NHK)

新入社員の”退職代行”に依頼相次ぐ その背景は?|NHK 首都圏のニュース
【NHK】新年度が始まって2週間余りですが、本人に代わって企業側に退職の意思を伝える「退職代行」のサービスを行う会社には、入社まもない新入社員からの…

退職代行とは、文字通り退職の連絡と手続きを代行してくれるサービスです。社会保険の脱退手続きや雇用保険の申請などはとても手間がかかるので代行してくれます。何より退職の連絡は心理的にかなりの負担がかかるので、その部分を代行してくれるのです。ブラック企業になると退職をほのめかしただけでトラブルになるケースも想定され、実際の退職代行でもシビアな交渉が行われている模様です。

アンケートを実施したところ、アンケートに回答してくれた30名の早期退職者のうち4名が退職代行を使って辞めたとのこと。退職代行は最近出てきたサービスですが、すでにかなり浸透しているサービスのようです。

【退職代行を使った理由】

では退職代行を使った方々はどのような理由・状況で使ったのでしょうか?アンケートを実施しました。

・社内にお局さんがいてその人と退職の会話をするのが強いストレスだったから(福祉事務所、31歳、女性)

・そもそも退職届を出しても握りつぶされてしまい受理されなかったから(看護師、41歳、男性)

・やめる手続き自体に面倒な処理がたくさん設定されていたから(食品メーカー、25歳、男性)

・精神的に限界が来た(看護師、42歳、女性)

など早期退職はするというよりしなければならない状態まで追い詰められており、やむを得ず選択した結果だということがわかります。精神的に限界が来てもう職場の人たちの顔も見たくないとか、ヘトヘトになってしまって退職の連絡をする気力すら残されていないとか、さまざまな大変な想いをして辞めているのがわかります。

退職代行のリピート割?

なお、退職代行は”リピート割”があるそうです。つまり2回目の退職代行の利用は割引になるという話です。しかし、退職代行のリピート、これはよくないのではないでしょうか。超のつくブラック企業だった、入ってみると厄介な人がいた、自分の適性と合わず疲弊してしまった、など、どうしても自分でコントロールできない部分はあるものです。合わない人が上司できつい想いをしたなど、運が左右するのも否めません。また、昨今はかなりの人手不足で業務の量そのものが多く、新人は特にしんどいということも無関係ではないと考えられます。

しかし、2回目の退職代行ということは前回の短期退職から「学び」を得ておらず、また次の職場に「対策」なしでのぞみ、同じ結果(早期退職)を起こしてしまっているよくない状態だと考えられます。

早期退職にならないために

では、上記で見た早期退職からの学びと対策とはどのようなものが理想的でしょうか。それは「次こそは長く勤めて貢献する」という決意を持って慎重に職場を選び、業界研究も欠かさず、何より自分を深く知ることではないでしょうか。

「次こそは長く勤めて貢献する」という決意を持つ

まず、決意を持つことが大切だと考えられます。仕事とは基本的に相手の役に立つことで対価をもらうこと、それだけでしかないので、自己満足に終始せず役立つ姿勢を持つとうまくいきます。もちろん綺麗事に留まらず、厳しい叱責やパワーハラスメント、セクシャルハラスメント、その他いろいろな不快なことが起こる可能性はあります。

ただ、基本的に職場は仕事の場所なので「いじめ」は発生しづらい状況です。学校とは違うので純粋にいじめと判断されるような嫌がらせは起きづらいと考えられます。もちろん絶対に起きないとはいえないのですが、学校のいじめと違い、職場でいじめられたと感じた場合は、余裕がでてきたら自分の落ち度も見つめてみましょう。

そして周囲に役立って対価をもらうという姿勢を心がけてみてください。

業界と企業を研究する

さらに業界研究と企業研究をもっとしましょう。

激務の業界ではないか、体育会系の職場ではないか・・・などです。コンサルタントのようにかつてはブラック企業・ブラック業界でも、現在はかなりクリーンになっている業界もあります。ネットの情報は一昔前の口コミが書かれているケースも多いので、日付をしっかり確認し、必ず最新の年度の新しい情報・フレッシュな口コミを得るようにしましょう。

自分を深く知る

最後に自分をよく知っていただきたいです。

特に「どんなときにストレスを感じるのか」「ショックなことが起きても何があれば回復するのか」など、自己管理に関係する自分の特性・特徴を知っておくと、より社会適性を得られるようになります。

また、ネガティブな感情と向き合うことも大切です。「不安」が起きるのは心の防衛反応であり、リスクを下げるために心が生み出している潜在的な心の動きです。つまり、新しい職場で不安に感じるのは自らに諸々の危険が迫るのを避けるためには当然の働きで、この不安や直感的に感じたネガティブな感情を無視していると後々大きな危機に直面しがちです。

まとめ

ビジネスパーソンはポジティブを強いられる局面が多く、また前向きな姿勢は実際とても大切なのですが、時にはこうしたネガティブな感情とも真剣に向き合ってみましょう。つらいときの心の反応や、体に表れるサイン等を見過ごさないことも重要です。似たストレスには似た反応が起きるものなので、自分を守るためにも、社会でうまく折り合いをつけるためにも、自分をしることはとても大切なのです。

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