インターンを辞退したいとき、どんな挨拶や礼儀が必要?

コラム

インターンに行くと決めたときは希望に満ちていても、様々な理由で辞退しなければならなくなるときがあります。事情は本当に様々で、インターン先の企業の不祥事が報道されて不安になったとか、実際にいってみたら単調すぎる作業を長時間行わねばならず苦痛に感じたとか。いろいろな理由があります。

インターンはアルバイトと異なり【仕事体験】なので、辞めること自体は問題ありません。あくまで適性を測るモノなので、適性がないと自分で判断できればそれも成長のひとつではないでしょうか。

では、辞退するときにどのようなマナーが必要で、どのように挨拶すればいいのでしょうか。今回はインターンの辞退に関する内容でお届けします。

【アンケート】インターンを辞退した理由とは?

インターンを辞退した理由をアンケートからグラフにしてみました。

インターンを辞退した理由(n=30)

環境 8人

難易度 6人

人間関係 4人

多忙 4人

キャリア 2人

適性 2人

スキルアップ 1人

卒業 1人

体調 1人

不祥事 1人

さまざまな理由があることがわかります。

みんながインターンを辞退した理由

・消費者金融会社支店のインターンを経験する予定でしたが、この会社に金融庁から業務停止命令が下されたことからインターンを辞退しました。明らかなブラック会社というイメージを抱いてしまったのが辞退した理由です。辞め方は担当者に電話を行い、「御社の一連の報道を受けてインターンのお話を白紙にして頂きたいです」と伝えました。
・それまで順調に行っていたが、卒論を仕上げる段に差し掛かってきました。そうなるとインターンとの両立がきついです。卒論はやってしまわないと卒業ができなくなるのでそちらを優先して速く仕上げてしまおうと思った。それでインターンを辞めることにした。
・電動工具の先端につけるドリルを製造する会社でした。機械が鉄の棒を螺旋状に削っていく様子を8時間眺めるだけのインターン内容で、5日間同じことを行なって毎日感想を提出しないといけなく、時間の無駄に感じてしまったので途中で辞退をさせていただきました。
・人材派遣の会社ということで、日本人の派遣労働のことなのかと思っていたら、外国人就労(特定技能とか)の会社でした。ちょっと全体像がよくわからないというか、自分には難しい感じがして、途中リタイアをしてしまいました。
・そもそも介護業界に進むかどうか悩んでいた時期でのインターンシップであったため、どんなものかと試す感じで行いました。続けて行くなかで、やはり自分自身が持ってるイメージと実際の現場のギャップがありすぎて途中で辞めることになりました。学校の先生に相談し、三者で話し合って辞めました。

など、基本的に礼儀を尽くして辞めている印象です。

一方で気になるのは「環境がよくなかった」と答えた人が全体の26%もいることです。これは他責(責任転嫁)と呼ばれ、ビジネスの世界では敬遠される考え方です。たとえば嫌な人がいたとか、相手がして欲しいとおりにしてくれなかったとか、「何か自分にできることはなかったか」という自問自答の姿勢ではなく、すべて相手が悪い、まわりが悪い、環境が悪いと責任転嫁してしまう姿勢です。

ただ、インターンや学生アルバイトにはそこまでの責任感は求められないのが一般的です。もちろん気軽に参加して気軽に辞めましょう・・・とはいきません。インターン先もあなたを迎え入れる準備をして時間と手間を人を割いているので、気軽に辞めるのはよくないです。

それでも、どうしても耐えられず合わないと感じるなら、辞めて構いません。

インターンを辞退するとき

インターンを辞退したいと心が決まったら、できる限り早期に連絡しましょう。とても気が乗らない連絡ですが、無断で行かなくなるのは一番迷惑がかかります。「深刻な体調不良で連絡もできないのでは?」とあらぬ心配をかけてしまったり、会社も予定していた業務がまわらなくて最悪、仕事がまわらなくなったりということもあるかもしれません。それでインターン相手に損害賠償請求を行う、というとはなくても、逃げグセ・ばっくれグセをつけるのは自分の将来にとってもよくないことです。

まず、担当の方に、相手の様子をうかがいながら丁寧に連絡をしましょう。

お時間をとっていただくことに感謝しつつ、話を聞いてもらって、続けられない事情を説明し、納得していただいて、辞退させていただくことにも感謝しながらなら、トラブルなく辞められるのではないでしょうか。

【インターン辞退のステップ】

・辞退の意思が固まったらできる限り早期に動く

・インターン採用時の担当者に時間を取っていただく

・話を聞いてもらう

・続けられない事情を伝える

・これまでお世話になったことに感謝を伝える

・所定の手続きを踏む

・無断で辞めない

上記を守っていただければトラブルなく辞退できるのではないでしょうか。

インターン辞退時の心がけとNGなこと

では、これだけは避けて欲しいマナーについてお伝えします。自分のビジネス感覚を信じて進んでいけば良いですが、最低限のマナーは身につけましょう。

【辞退時にNGなこと】

・勝手に音信不通にならない

・よかれと思っても嘘はつかない

・感情的にならない

・何もかも相手の責任に押し付けない

・内情をSNSなどに書かない

ついついやってしまいそうになりますが、そこはもう社会人の一歩手前と思って理性的に振る舞いましょう。

【辞退時の心がけ】

・聞かれたら正直に答える

・相手を傷つけない表現を心がける

・できる限り早期に連絡する

・所定の手続きがあるなら守る

まとめ

相手への思いやりを持ち、(たとえ自分が傷ついていたとしても)相手を傷つけない配慮があれば、あなたはどこへいっても成功します。くり返しになりますが、無断でいかなくなるのだけは辞めてください。

インターンなので企業だけでなく大学の名前も背負っています。多方面に迷惑をかけるので、ぜひ辞め方には細心の注意を払っていただきたいです。

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