インターンに行きたいとき。あるいは行くことが決まったとき。
気になるのがスーツやカバンです。
ビジネススーツ、ビジネスカジュアル、カジュアルと、ファッションは様々なスタイルがありますが、どう選べばお金をムダにしないですむでしょうか。大学生活は何かとお金がかかります。スーツはその最大のもののひとつではないでしょうか。
スーツとカバンは高額な買い物になるため、できれば日常で使っている物、あるいはこの先、就職した際に使える物が理想ですよね。でも、どう選ぶべきなのでしょうか。そして社会人の先輩達はどう選んできたのでしょうか。今回はインターン時に気になるスーツとカバンの話です。
インターン時の規定をよく確認しよう
服装に決まりがある場合
基本はインターン時の規定をよく確認しましょう。インターン先が指定している場合はそれに従います。インターン時にスーツが必須の会社はあまり多くないと思いますが、金融系などはインターンであってもきちんとした格好で出社することを求められる場合があるので確認することが大切です。
スーツの選び方については後述しますが、基本的にこだわりがないのであればサイズ感だけぴったりしたものを選べば大丈夫です。小さすぎたりブカブカだったりはかなりスーツの着方として違和感が生まれます。
カバンもスーツにマッチした黒のビジネスバッグが良いですね。満員電車などを利用する場合は黒のリュックで両手を明けても良いかもしれません。
服装に決まりがない場合
決まりがない場合。不安であればインターン先に確認するのが理想的です。働く前からちゃんとコミュニケーションを取り、わからないことは聞く姿勢でいけば、間違うことはほぼありません。聞かずに勝手な判断をしてしまうと、服装も仕事もうまくいかなくなりかねません。
確認ができない環境であれば、ビジネスカジュアルで行くと無難です。襟付きのシャツに男性はスラックス、女性はスカートにストッキングといったスタイルで、きちんとシワをプレスして伸ばし、きちんと感を演出しましょう。
こちらもバッグは派手感のない黒のショルダーつきバッグがいいのではないでしょうか。もちろんリュックでも構いませんが、カラフルなものを避け、仮にワッペンやバッジなどがついているなら外してください。
先輩達はどう選んだ? スーツとカバン
では、社会人の先輩達はスーツとカバンをどう選んだのでしょうか。
仕事にスーツ出社している人限定で、スーツとカバンについて聞いてみました。
全体の調査32名で、全員がスーツで出社する方です。そしてリュックについて回答してくれた12名のうち、3名が「リュックで出社している」と答えています。スーツにリュックというのは目上の人は違和感を覚えると思われる可能性はありますが、昨今は客先に行く訳でもないかぎり、スーツ+リュックでもOKな会社は増えています。よって、いまリュックしかないと焦っていても大丈夫です。
選び方のポイントとしてアンケートでは以下が上がりました。
●満員電車での通勤になるので両手が自由になるリュックで、スーツと合わせても違和感がない落ち着いたデザインのものを選択している。PCを持ち歩くので防水と耐衝撃を重視している。(IT業界、男性)
●リュックはグレー系で、スーツの色にマッチするものを選びました。最近は、スーツとリュックスタイルのビジネスマンも多くなっていますし、リュックの場合は両手が使えるので転んだときでも安心間があります。ただ、電車に乗るときは背負ったままでは周りの人に迷惑をかけてしまうので、抱えるなどが大切です。そのため、持ちやすさも考慮して選びました。(OA機器、男性)
通勤を考慮してリュックスタイルになったようです。電車は混み合いますし、自転車でインターン先に行く可能性もあるのであれば、リュックでもまったく問題ありません。
インターン先へのスーツの選び方
またスーツが必須な場合であれば、就活を見据えてリクルートスーツを一足先に揃えてしまうのはどうでしょうか。就活に向けて無難な黒・ネイビー・ダークグレーのスーツです。ここでの注意点は以下の通りとなります。
・ダークカラーを選ぶ
・ジャストサイズで着る
・着崩さない
・男性は靴下を白にしない
・女性は伝線していないパンストをはく
また、コスパよく買う際のヒントとして
・2着目無料などのセールを有効活用する
・お店できちんと自分のサイズを測ってもらう
・安くても試着できないフリマアプリで買わない(サイズが合わないリスクを避ける)
なども考慮してみて下さい。
インターン先へのカバンの選び方
一方、カバンはリュックしかないのであればリュックで構いませんが、あえて新しくカバンを選ぶなら以下を参考にしてください。
・A4サイズの書類が折れずに入るサイズ感
・PCを入れる場合は耐久性に注意
・皮のバッグは防水スプレーをして雨の日に注意する
・いずれお弁当をもって行くことも考えるなら横幅もあるものを
お弁当ですが横にしてしまうと中身が漏れて大変なことになってしまうので、ある程度横幅があるバッグを選び、同時にお弁当箱も少し細身のものを選ぶなど工夫が必要です。
インターンの面接へ行くのにリュックしかない!そんなときどうする?
インターンに行くとき、リュックしかない人もいます。
リュックしかない場合に検討すべきことは何点かあります。
① リュックしかないならできれば黒が無難
黒色のリュックなら無難です。あまりに華美なものは仕事の場ではふさわしくないといえます。カジュアルウェア全般にいえることですが、これを機にTPOを確認する習慣をつけましょう。TPOとは、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場面)の頭文字を取った略語で、「TPOに応じた服装を選ぶ」などの使い方をします。時間と、場所と、場面に応じた服装ができるようになればビジネスパーソンとしてもひとりの社会人としても理想ですね。
② 普段使いのクタクタになったリュックは避けよう
リュックしかないといってもどの程度使い込んでいるかにもよります。普段使いであまりにクタクタになってしまったリュックは避けた方が良く、カジュアルすぎるものは選考に響きます。仮にリュックしかないことに、インターン選考の前日に気づき、明日の朝9時からインターンの面接・・・という場合は別ですが、Amazonやヨドバシカメラの即日配達やお店などを利用して、ビジネス用のバッグを手に入れるのが無難です。
「リュックしかないし、お金ももったいないし・・・」と思う気持ちは十分理解できますが、将来的に希望の職につけるのであれば、安い投資ではないでしょうか。
ビジネススーツにリュックは合わない?
TPOをわきまえ、黒であり、普段使いでクタクタにはなっていない・・・そんなリュックがあったとしても、ビジネススーツを着るのであればリュックは合わないかもしれません。ただし、昨今は通勤電車で人にうっかり接触してしまわないようになのか、ビジネススーツにリュックスタイルで、リュックを前に背負って両手をあけるビジネスパーソンも多くいらっしゃいます。よってビジネススーツだからといって、黒のリュックがとても違和感がある・・・とまではいきません。
そういった事情等を考慮してもあくまで例外的であり、基本的にはビジネススーツにリュックのスタイルは合わないという価値観は持っておいた方が無難です。フォーマルとまではいきませんが、正式な服装を覚えておくことは何よりあなたの社会人力を一歩高めてくれます。
まとめ
インターン時にスーツを着ていくかどうかは入る現場によります。アンケートを採っていると「みんなスーツだったのに自分だけカジュアルで悪目立ちしてしまった」などの意見をみることがありますので、一概に「スーツじゃなくて大丈夫です」とは言えないのですが、金融や官公庁でインターンする場合、つまりオフィスワークで堅めの業種の場合はスーツにビジネスバッグが無難です。ただ、昨今はビジネスカジュアルも一般的になってきていますし、夏場は猛烈な暑さになるためスーツじゃなくて良いと言われることもあります。そのあたりはしっかり規定を確認してください。
TPO(時と所と場合)をきちんと守って、まわりから浮かないようにしましょう。ファッション系やデザイン系で個性も大切な要素の場合は思う存分自己表現して構いませんが。そうではない場合は無個性なスタイルが無難です。
ただし、どうしてもスーツを着たくないとか、スーツで仕事するのが嫌だというのであれば、それもまた自己理解の一環です。インターンはあくまで職場体験なので、絶対にスーツを着て働かなければならないというものでもないのです。スーツを着てインターンしてみたけれど、このスタイルは自分に合わないなと思うのであれば、当然ながらそれもひとつの自己発見となってくれます。
また、インターン先もそれほど厳しくはいわないはずですので、迷うのであればまずは確認し、そしてその服装が自分の仕事の理想とどのぐらい合っているか、つねに自分で問うてみてください。その自分への問いかけのくり返しが、よりよい職業探しのヒントになってくれるはずです。また、ログシップもそのお手伝いをしたく思っていますので、ぜひ遠慮なくお問い合わせください。
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