インターンにも有償と無償があるって知ってた? アルバイトとの違いとは?

コラム

そろそろまわりの皆もインターンを探し始める時期。

でもインターンと言われてもそもそもよくわからないのではないでしょうか。

インターンって無償なの?

そもそも仕事の体験?

大学生のキッザニアみたいなもの?

お金がもらえるインターンもあるの?

それってアルバイトとどう違うの?

実はインターンにも有償と無償があり、インターンは仕事体験・職場体験。アルバイトとは明確な違いが存在します。それが、アルバイトはオペレーションの一部を責任持って担うのに対し、インターンは職場体験としてオペレーションの一部を担いつつ、うまくいけばオペレーションの組み立てまで関われることがある貴重な機会なのです。

大学生はアルバイトならしているかもしれません。そしてインターンを単なるバイトの延長で終わらせず、インターンの時間を価値あるモノにして、たった一度きりの大学生活の可能性を最大限、引き出すためにも、インターンについて知ってみませんか?

今回は、有償無償インターンについて。そしてアルバイトとインターンの違いについてもお届けできればと思います。

そもそも知識として知ってる?

インターンについて詳しくなくても恥ずかしいことなんて全くありません。そもそも知識が乏しいのが当たり前のことなので、これを機に少しだけ知っていただければよりよいインターン生活が送れます。

ではそもそもみんなの知識レベルはどの程度なのでしょうか。

インターネットでアンケートを採ってみたところ、「インターンにも有償無償があると知っている/知っていた」人は31%、知らない人は69%もいました。知らないのが当たり前なのです。

インターンとアルバイトの違いについてもアンケート内で聞いてみましたが、以下のような回答が多くみられました。

「インターンは給料がもらえない。そもそも仕事の体験だから」

「企業が採用を前提としてお試しでインターンを受け入れる」

「インターンは短期の雇用に近い」

「アルバイトはお金だけが目的で、インターンは違う」

どれも間違いではないのですが、全体的に知識がおぼろげなのかなという印象を受けました。これを読んでいるあなたも、正確には答えられず、知識がちょっとふわっとしているのではないでしょうか。もちろんそれは悪いことではまったくありません。

有償インターンとは

では有償インターンとはどのようなものでしょうか。もちろん文字通りインターン期間に対して対価が支払われるモノです。インターンはオペレーションのブラッシュアップにも関われる可能性があるのですが、そうした業務の高度さに関わらず、労働者性がある場合は賃金が支払われて当たり前です。

●正社員と同じような仕事をする

●正社員の指示の元、オペレーションの一部を担う

●企業利益の源泉になるような仕事を担う

など、労働者性が高い場合はインターンに対して賃金が支払われます。これがなければ企業はインターンの名目の元、大学生を大量に無償で働かせることができてしまうので、労働者性があるのに賃金を支払わないのは明確にNGとなっています。

無償インターンとは

一方で、1DAYインターンなど浅く社会(企業)と関わりながらお手軽に職場体験をしていく場合は無給の場合もあります。また、インターンと称して実質は就職セミナーだったり、イベントだったりの場合は給料はでません。座って話を聞いているだけではなかなか給料は出ないのです。(新卒就職したら最初の研修期間は文字通り座っているだけでお給料が出ることも多いです)

●浅く広く関わる

●実態はリクルーティング目的の就職セミナー

●実態は就活関係のイベント

等の場合は、インターンといえど給料が出ないケースもあります。

無給インターンは違法?

無給だからといって一概に違法という訳でもありません。しかし、有給インターンでお伝えしたように労働者性があるのに支払われないなら違法あるいはブラックインターンだと考えることができてしまいます。気を付けましょう。

度を超した長時間労働を指示されたり、大学よりもインターンを優先するよう命じられたり、の場合はNOを言えるようになっておく必要があります。ただ、その「度を超した」の度がわからないこともありますよね。まだ社会人経験がないのだから、どれぐらいが長時間労働かわからないですし、相手は大人で口もうまく説得されてしまう等もありえます。

また、ある種の洗脳状態になってしまって取り返しのつかないことが起こってからでは遅いです。脅すわけではまったくないのですが、仕事との適切な距離を保っていいただくためにも、無償インターンはとくに気を付けてください。

「無償インターン 違法」などでGoogle検索すると、「無償で働かせるのは違法です!訴えましょう!」みたいなサイトがたくさん出てきます。しかしそれらをよく見ると、弁護士事務所の集客用サイトであるケースがほとんどです。

弁護士が悪いわけではないのですがあなたも過激に攻めたいわけではないはずです。せっかくご縁があって働く場を得て貴重な大学時代の時間を投下するのですから、過激にいくのは自分のためになりません。「違法だから訴えるべし」と「ご縁を大切に穏便に済ませよう」の線引きがとても難しいところですが、サイトに煽られて無責任に会社を攻撃しても、実のところメリットは多くありません。

NOが言えないなら

とはいえ、相手は大人。企業人であり、もしかしたら有名なビジネスパーソンかも知れません。NOといいたくてもいえないことがあるかもしれません。その場合はひとりで悩まず、まわりの大人に相談してください。

相手に権威があったり、権力があったり、また何か怖かったり、NOと言いづらいのであれば遠慮なく厚生労働省の労働局に(こっそり)通報するのもありです。国側には秘密を守る義務があるので、あなたの通報は守られます。また、インターンの先にある就活時に起こりがちなセクハラ・パワハラといったハラスメント問題も取り扱っています。

大学生インターンを大切にせず、使い潰そうとしたり、思い通りにしようとセクハラパワハラをしかけてくる大人は、大抵ご自身にも問題を抱えています。耐えられない場合は適切な誰かに頼ってください。

アルバイトとインターンの違いとは

そしてアルバイトとインターンはオペレーションへの関わり方も異なってきます。

まず、アルバイトはよほどのことがないとオペレーションの一部を担うだけで終わってしまいます。

たとえばファストフードの牛丼チェーン店での仕事を考えてみましょう。

日本の牛丼チェーンは、動作の細かい部分に至るまでマニュアルが徹底されています。右手でお茶を出し左手にクロスを持ってテーブルを拭く、お客様の来店時の声出し、丼の差し出し方にいたるまでオペレーションが作り込まれており、それらをスタッフが磨き込むことで合理的な業務マニュアルが完成し、お店がまわります。これがアルバイトです。

一方で、まだできたばかりのサンドイッチ店のスタッフならどうでしょうか。オペレーションの磨き込みが必要なのは一緒だとしても、どうやって給仕していくかのオペレーションを一緒に考えていけるのがアルバイトとインターンとの違いです。

インターンはうまく適性があればより高度な次元で経営者と話ができたり、よりお客様に喜ばれたりなどの創意工夫が求められ、そして提供できるのが大きな魅力です。特にバイトよりインターンの方が格上ということではなく、専念する業務から良い意味で少し逸脱でき、やりがいを感じられるのがインターンのかなり大きな魅力です。

まとめ

インターンは有償と無償がありますので、事前に確認を怠らないようにしましょう。お金はこれから生きていく上でも大変重要なことであり、しっかりしなければなりませんので、事前のチェックは欠かせないのです。お金についての重要な確認事項は後から話すのではなく、仕事に着任する前にしっかり確認し、必要であれば話し合いをする必要があります

インターンを通じて社会との関わりは始まっていると考えると良いでしょう。アルバイトより格上という思い上がりを持たず、またそうでありながらお客様から見たら一人前の社会人に見えるという事実を忘れず、最終的には職場体験なので大学の勉強を優先するスタンスを崩さず、それでも一生懸命働いてみる姿勢を忘れないようにしましょう。

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